初雪が遅いな・・・

今日から12月になりました。朝起きたとき、布団からはみ出している部分で寒さが分かる季節になりましたが、只見町、まだ平地に初雪が降っていません。降ってほしいような、降ってほしくないような。子どもたちも初雪初雪玉づくりを心待ちにしています。(でも半袖短パンです。)

只見線に乗ってこられる方も、次は冬に来たいわ~、と話していらっしゃいますが、最近雪が少なかったり多かったりと差が大きいのでいつがいいか?と聞かれるとこんな感じでお伝えしています。

只見町 12月~1月上旬

以前は年末にドサッと雪が降って初詣行きたくないな~と思っていましたが、ここ何年かは、年末に身動きとれないような大雪は降りません。パサッとした雪景色なら見られるかもしれませんが、さすが奥会津!というような景色を見るには物足りないかもしれません。ただし、雪があまり降らないということは列車が乱れにくいので、比較的安心した状態で(運休を心配せずに)只見線に乗車できると思います。

ここ最近の年末年始の様子です。昔の只見の冬を知っている人は、雪少ない!と思われるでしょう。少年が走っているのは2016年の元旦。スノーシューズで走り回れたのはこの年が初めてでした。(息子です)

只見町 1月中旬~2月上旬

この頃は雪が順調に降り積もります。毎年行われる雪まつりの作業も1月15日~19日頃から雪運搬が始まります。雪像ができあがる様子を見るのも楽しいですし、雪国のいろんな工夫を町中で見られます。一気に雪が降ると雪崩が起きたりもしますが、この時期に雪崩はあまりありません。ただ、湿った重い雪が降ると、倒木があったりして急に列車が動かなくなる、ということもあります。節分の時期が寒くて、雪がモサモサ降るイメージがあります。

只見町 2月中旬~2月下旬

この頃になると、全国積雪ランキングが気になる只見町民。
いっぱい降ってほしくはないけど、どうせ降るならランキング上位になってほしいかも、と裏腹な気持ちがあります。
2m50cmをこえたあたりで豪雪対策本部というのが町に設置されます。少しずつ(15cm~20cm)が降るなら毎日コツコツと除雪していればよいのですが、ドカ雪(1日で60cm~)となると豪雪地帯でも大変です。1日に何度も除雪車が道路を除雪して、屋根の雪はどんどんたまり、何となく息苦しさを感じます。
ドカ雪が降るときには只見町だけでなくお隣の魚沼市も同じ状況なので、只見線が運休する可能性が高くなります。この頃は連続して運休することも過去にありましたので、只見線に乗りたいな~と思ったらまずは運行情報を確認してください。只見線だけでなく、接続する列車の運行情報も見ておいてください。雪まつりの素晴らしい雪像も見てほしいですね。

朝9時から午後6時ごろまでの間に、車がこんな感じで埋まります。食パンマンに見えます。

只見町 3月上旬~3月下旬

少しずつ晴れの日が増えて、雪景色は遠くから見ると丸いフォルムに変化してきます。雪が降らずに晴れ間が続くと、雪の表面が一度凍って固くなり、シャリシャリした雪に変わります。雪かたしをしてもサクッとした音が聞こえてきて、場所によってはカチカチに固くなっているところもあり、アルミやプラスチック製のスコップは曲がったり割れたりするので、鉄のスコップが重宝します。春の彼岸に近づくにつれ雪がみるみるうちに減っていきます。只見線に乗ると区間ごとに雪景色が変わっていくのが見られます。日が伸びてくるこの季節は列車旅は最高です。この時期は雪崩が起きやすくなるため、しばしば只見線が運休することも出てきます。除雪作業をされる方にとっても注意が必要です。

来られる際には濡れないスノーシューズ、防寒具(濡れても大丈夫な)、帽子、手袋などを準備して来てください。
特に雪を消すために道路に水が出ているところが多いため、雪がなくとも濡れます。濡れるとその先何をしても楽しくないので、足元だけはしっかり用意して来てください。ちなみに地元の人は98%長靴ですので、長靴で来ても浮きません。
(途中は恥ずかしいかもしれません)冬の只見で待ってます。