只見線 無人駅の壁画を見に行かれる方へ道案内【会津蒲生駅】

昨年5月に公開された映画「青春18x2 君へと続く道」、皆さんはご覧になりましたか。只見町がロケ地の1つとなり、町ではこの一年間に様々な取り組みを行ってきました。

 只見町の取り組みはこちらでご覧いただけます

 JR只見線も映画の中で登場するのですが、作品に登場する壁画を実際に描かれた吉田瑠美(よしだるみ)さんが只見線の無人駅の壁に作品を描いてくださいました。

こちらは2024年9月末に撮影。只見線全線運転再開2周年に合わせて、会津塩沢駅のホームの裏側に描かれた作品です。昨年は秋になっても暑さが続き、夏が続いているような中で会津塩沢駅で実際に咲いているヒマワリとその集落に遊びに来ていた親子をモデルに描かれた作品です。白い壁にあっという間に描かれていく様子を、私も地元の方も毎日驚きながら見ていたことを思い出します。

冬はこんな感じでした。この後さらに積雪が増えて、一時期壁の絵が見えない時もありました。

そして今年、5月の連休後半から10日間、吉田さんが再び只見を訪れてくださり、会津塩沢駅隣に位置する会津蒲生駅の壁画を制作してくださいました。今回も白壁が1日で作品になり、日々どんどん変化していく作品を集落の方が代わる代わる見に来られたということです。私は制作中には伺うことができず、昨日ようやく完成した作品を見に会津蒲生駅に行ってきました。

会津塩沢駅の作品とはまた違い、只見町の遅い春の訪れが壁いっぱいに感じられる作品でした。写真で見るより、現地でぜひ見てほしいなと思いました。

テレビや新聞で紹介され、只見駅に壁画見に来た、というお客様もチラホラいらっしゃいました。それぞれの駅は無人駅ということと集落内にあり、車がたくさん入る場所ではありません。車で来られる方がトラブルにならないように、駐車できる場所を写真で紹介します。

会津蒲生駅の壁画を車で観に行く方

 只見駅から約5㎞、車で10分ほどです。会津蒲生駅には駐車スペースはありませんので、車は近くの駐車場に駐車をお願いします。会津蒲生駅の目の前まで車で行かれると、農作業や民家へ行く車の往来の妨げになります。また、道が狭くてUターンもできませんので、やめてください。国道252号から会津蒲生駅までのアクセスの参考になさってください。

会津蒲生駅の壁画の足元には、春になって苗を植える前の畑がありました。この畑を踏み荒らさないよう、撮影の際はご注意ください。また、ゴミ箱などはございませんので、ゴミは持ち帰りをお願いします。

 6月1日は蒲生岳の山開きがあります。山開き当日は大変混み合うため、駐車スペースも混み合いますので、この日は避けた方がいいと思います。