漢方薬の芍薬の話

只見シャクヤクの花が咲くころ

只見町には、クラウドゥ只見という芍薬を栽培している組合があります。
※クラウドゥとは、オランダ語で薬草のこと。
只見町には休耕田が増えてきて、その休耕田を利用して芍薬を育て薬草の町にしたい!と町おこしを兼ねて始まりました。

この芍薬は、花ではなく根っこを出荷しています。漢方薬に使われるのですが、出荷したものは加工されて、生薬として福島県立医科大学会津医療センター漢方内科で使用されています。
薬の地産地消とはすごいことをしています。

薬になって体に入るわけですから、農薬は使いたくないと無農薬栽培をしています。その代わり、農作業量は増えてしまいます。芍薬の作り手は、年と共に体力の限界を感じてきまして、昨年から芍薬畑で花摘みなどの農作業ボランティアを募っています。
これがなかなかの人気で、毎回十数名の方が体験されているようです。
農作業ばかりではなく、森を散策したり、手作りお菓子のふるまいがあるのも人気なのでしょうね。お土産に芍薬の花摘み放題です。

こちらが薬草芍薬の花です。根っこを育てるには早めに摘花した方がいいそうです。勿体ないですが仕方ありませんね。
芍薬栽培の邪魔になる雑草を抜いています。

根っこだけではなく、この花も何か利用できないかと、昨年から商品が生まれています。
弊社でも扱っている「養生茶」です。
漢方薬局の監修を受けている優れものです。シソの香りがしてとても飲みやすいお茶に仕上がっています。
寝る前に飲むと寝つきがいいと話を聞きました。夏は、冷やして飲んでもいいですか?と聞いたのですが、漢方などは冷やして飲むということがないので、冷やさない方がいいとのことです。
冷蔵庫でキンキンに冷やして飲むよりは、折角ですから体が欲しがる飲み方で飲んだほうがいいですね。
疲れやすい夏にも是非、養生茶おすすめです。
メーデルリーフの通販サイトでも購入できます。
https://medelleaf.base.ec/items/69443248

芍薬の花びらは、乾燥してもきれいなピンク色なんです。見てるだけでも癒されますね。

今日は、只見の芍薬のお話でした。(^.^)/~~~