只見は田植え真っ只中です。

只見は田植えの季節です。

ブナの芽吹きが連休前に始まり、残雪と新緑のコラボを撮影に来られる方が多く見受けられました。
連休も過ぎると、新緑から徐々に濃い緑色に変化し、今では周りの山々は光を求めて伸びに伸び茂っています。
昨日、一昨日は町内では田植えをする農家が多かったようです。 

私の家も田んぼを何枚か作っていますが、86歳になる父がまだ田植え機を運転しています。
もう引退してほしいとは思うのですが、生き生きとした顔を見るとそうもいかず、自分からリタイヤするまではと見届けています。
田植え機で植えた後に、手直しをするのですが、今では手直しは必要ないと言われています。ただ、父からすると手直しはして欲しいようで、機械で植えそびれた個所に私が手で植えています。

田んぼに入るところです。昨年まで履いていた長靴にひびが入り、今年は新調した田植え用長靴です。履いているズボンは、こちらでは「ユッコギ」といい、全国的にはもんぺと言われるものです。畑仕事には、このズボンがすごく動きやすくていいです。

手直しを私がし始めたのは、12年前からです。最初は、ぴったりとした田植え長靴を履いたり脱いだりするだけで足がつっていました。田んぼの中に入り、足が抜けずらい田んぼに入ると歩くだけでいい運動です。腰をかがめてする作業はなかなか大変で、今まで親がやり続けてきてくれたことに感謝できるようになりました。田植え翌日の背中の張りとお尻の下の筋肉が半端ない痛みで、階段の上り下りがよちよち歩きになるほどでした。
見るとやるとでは大違いです。

大イベントが終了し、ほっとしている暇もなく、町内では畑作業に追われているようです。これからは、虫と草との戦いですね。
水を張った田んぼに、周りの景色や空が映りこむととてもきれいです。夕方から始まる蛙の大合唱は心地よく、大合唱は寝る時間まで続き、私はいい眠りにつけます。

畑から只見線の叶津川橋梁を走る列車に手を振りました。見えてるのかな~。この列車は、旧国鉄色のラッピング車両で、只見線に1車両しか走っていません。



5月から、土日のできる日に只見駅前で物販をしています。そこでお客様と話していると、私たちのSNSをご覧になっていて、「いつも只見の様子がわかっていいんです。」「文章が優しくていいですよね。」と、楽しみにして頂いてる声が聞くことができました。

先週土曜日の物販の様子です。朝採りの山ウドも販売しました。なかなかの太いウドで喜んでいただけました。
今度の物販は、5月27日(土)9時から13時ごろまで只見駅前で行います。(ウドがあるかはわかりません)


本当にありがたいことです。ますますやる気が出てきました~。 今後もお付き合いくださいませ。